地鉄とは鍛肌の模様を指す言葉

日本刀の地鉄とは、鍛肌の模様を指している言葉です。地肌と呼ばれることもあります。地鉄の模様は原材料である玉鋼を折り返し鍛錬する際に生まれるものです。平均で15回の鍛錬が実施されますが、これによって地鉄は32,000枚を超える薄い鉄層となります。

具体的な折り返し鍛錬の回数や玉鋼が産出された場所によって、模様や色が異なってくると知っておきましょう。つまり、この部分からは日本刀がつくられた地域や刀工の個性、流派などを見ることができます。

木目に例えられることが一般的ですが、模様の数は10種類以上あり、種類ごとに違った魅力や特徴があることを知っておくと良いです。地鉄が気になる場合は刀剣を光に反射させ、平地に注目してみてください。

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