小説や漫画によって、有名になっていった日本刀ですが、長い歴史の中で、沢山の人々によって作られてきました。その中には名工と呼ばれる人たちもいて、優秀な刀を作り上げました。では、鎌倉時代の名工は、どのような人だったのでしょうか。
鎌倉時代前期においては、それなりに戦いがありました。承久の乱が有名なもので、その分それなりに刀の需要がありました。名工としては、後鳥羽上皇は、皇族にも関わらず趣味として刀を作っており、今も国宝や重要文化財となっています。また、御番鍛冶という、特に優秀な刀工のグループが形成されたりもしました。
鎌倉時代中期においては、モンゴルに攻め入れられたこともあり、日本刀の価値が、今一度問われることとなりました。そこで活躍したのが、粟田口国綱や、備前三郎国宗です。非常な名刀を作り上げたことで、高名となっています。
後期にも、新藤五国光や行光などの名工が、優れた刀を作ることとなりました。
鎌倉時代の名工について知り、刀を楽しみましょう。