日本刀を贈る風習

日本人にははるか昔から日本刀を贈る風習があった。子供が生まれたとき、成人 したとき、独り立ちするとき。 刃物を贈ることはその人との縁を切る。ことを意味するようで縁起が悪いと思 われがちだが、本当にそうなら、この風習が延々と続くことはない。代々日本人 は、悪運を。断ち切るとか、未来を。切り開く。といった思いとともに、自らの 「魂」をも込めて、大切な人に日本刀を贈ってきたのである。 三代将軍・徳川家光に、長男・家網が誕生した。御七夜 には、全国の諸大名から、将来将軍となる男子へと、多くの誕生の祝いが贈られた。『徳川実紀』によると、尾張大納言からは、「助真太刀」を御所へ。「包平太刀」「長光刀」「来国次脇差」を若君へ。 徳川頼宣己からは、「国宗太万」を御所へ。「長 光太万」「長光万」「来国次脇差」を若君へと贈られた。

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